コロナ禍で帰省のできぬ友人に差し入れしたし用宗のしらす
心太くあれと願いて心太 ところてん を新社会人の君に贈らむ
駿河湾に桜咲きおり澄んだ身の小さな海老のまぶしく映えて
しらす餃子のはねのパリパリ音立てて食べる君なり 春はもうすぐ
焼津産の鮪そぼろの味に似て忘れずにあり祖母の言葉は
畳鰯を軽く炙れば仏壇にも供えたくなる漁師町なり

しらす

ところてん

桜エビ

しらす餃子

焼津の鮪そぼろ

たたみいわし