静岡百材一首
目次
一.大地の色彩(いろ)は幾色あるや
二.海の巨(おお)きさ、深さ、ゆたかさ
三.匠のこだわりが刻みゆくもの
四.駿河は今日も味わい深く
第一章
大地の
色彩
(
いろ
)
は幾色あるや
牧野宗則「花ごよみ」(木版画)の一部を活用しています
切られてもまた伸びてくる豆苗に励まされている冬の日があり
「栄光の架橋」謡う父子なり川根のゆずを湯船に浮かべ
丸子紅茶に生姜を入れて分け合えば
温
(
ぬく
)
とかりけり家族の時間
舘山寺味噌の茶漬けが夜食なり冬の夜長も愉しかりけり
この星の応接間なり静岡はクラウンメロンの富士も実りて
豆苗
川根ゆず
丸子紅茶
舘山寺みそ
メロン
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