静岡百材一首
目次
一.大地の色彩(いろ)は幾色あるや
二.海の巨(おお)きさ、深さ、ゆたかさ
三.匠のこだわりが刻みゆくもの
四.駿河は今日も味わい深く
第三章
匠のこだわりが刻みゆくもの
牧野宗則「険山朝陽」(木版画)の一部を活用しています
漆塗りオルゴール聴けばセキレイの
番
(
つがい
)
も窓辺に近づいており
自生するマメ科の繊維を糸にして編まれた葛布を眺めて飽きず
遠州の松風の音と聞きしよりざざんざ織の編み目を愛す
年輪のおぼん磨けば照り冴えておのれの心を磨くがごとし
木工の一輪挿しに飾りたし 野に咲く花も 花なき枝も
宮中の晩餐会に持参したし木版画家
牧野宗則先生
(
まきのせんせい
)
の作品は
漆塗りオルゴール
掛川 手織葛布
ざざんざ織
年輪おぼん
木工 一輪挿し
牧野宗則「日本のこころ」(木版画)
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